藪原神社の湧水｜湧き水のほとり

中山道木曽十一宿、江戸寄りから3番目の宿場、「藪原宿」にある藪原神社へ立ち寄ってみました。駐車場は極楽寺の石垣と藪原神社の石段の間のスロープを登ると駐車スペースがありますが、ちょっと細い道です。極楽寺の駐車場は入れやすいです。極楽寺墓地の駐車場は、極楽寺山門より80mほど南になります。

藪原神社

680年(天武9)の創建と伝わります。三野王（美濃王）が勅使として信濃国巡視を行った際、熊野本宮大社より勧請したものとされ、当初は熊野社として縣坂山頂(鳥居峠)に鎮座していましたが、鎌倉時代に入った1192年(建久3)に縣坂南方（十王）へ遷座、熊野大権現と呼ばれるようになり、1511年(永正8)現在地に移りました。

藪原神社の手水

湧水はどこから来ているのか・・・左手を見ますと鉄板の蓋があります。

横井戸

鉄板の中は、おそらく横井戸でしよう。大量の湧水が流れ出てきます。

藪原神社は木曽川の河岸段丘上にあります。さらにその上部も段丘崖となっており、周辺のいたるところから湧水が滲み出ています。

極楽寺の駐車場前には小川があり、藪原神社から流れてきた湧水が勢いよく落ちていきます。

住所	座標	採水日	採水時間
木曽郡木祖村薮原	35.93724 137.78567	2021.5.23	6:30
水温	EC(μS/m)	TDS	塩分
11.0℃	119	79.4	0.01
pH	RpH	DO	COD
7.8	7.8	7.7	3

※座標は、グーグルマップ、地理院地図、共通です。