旧北国街道『古間宿』近く、歴史ある水鉢です。
※座標は、グーグルマップ、地理院地図、共通です。
古間の一里塚跡
1821年(文政4)1月、一里塚に植えられていた松の木が雪の重みで折れ、その下にいた人馬が圧死した事故があり、一茶はこの事故を哀れんで句を詠んでいます。『一声に 此夜の鬼は 逃るかな』
左手にある句碑は一茶の句と白飛の句が並んで彫られています。『ぬかるみに 尻もちつくな でかい蝶』一茶が小古間の湿地がぬかるみ、尻もちをついた跡が大きな蝶のように見えたのでしょう。諦めて引き返したようです。
『こんな村 なんのと行か 渡り鳥』白飛の句です。木田白飛は、古間で信州鎌を扱う問屋でした。一茶の熱心な門人で俳句にも熱心でした。
清水の水鉢
古間の一里塚跡から牟礼方面に50mほどの旧北国街道沿いにあります。江戸時代、一里塚あたりから湧く清水を利用した茶屋がありました。当時の水鉢とされます。 この水鉢が江戸時代からのものだとすると、感動ですね。水量は多くはありませんが、数百年湧き続けている湧水です。住所 | 座標 | 採水日 | 採水時間 |
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上水内郡信濃町古間 | 36.797420 138.213625 | 2020.8.12 | 12:17 |
水温 | EC(μS/m) | TDS | 塩分 |
15.4℃ | 197 | 131 | 0.01 | pH | RpH | DO | COD |
7.0 | 7.3 | 8.5 | 3 |