東山道、清水駅跡から北へ700m、
浅間山の麓より流れ出ている清水です。
東山道清水駅(うまや)跡・星見の井戸跡
東山道は古代の官道の一つで、律令制度が整備された7世紀以降に成立されたとされます。官道には30里(約16km)ごとに駅(うまや)がおかれ、全長は270m、清水駅は信濃にある15の駅の一つです。駅には駅長が置かれ、10疋の馬を常備していました。現在の石碑が置かれている場所は西木戸あたりだったようです。石碑のすぐ下には星見の井戸と呼ばれた井戸跡があります。
駐車場は、清水の横に3台ほどありますが汲みに来る人が絶えませんので空いていないことも多いです。また、途中から道路が非常に狭いのですれ違いもできないのでちょっとドキドキですが、ほんの短い距離です。
湧水口の石垣上部に弁天様が祀られています。周囲は草刈りもされていて、ゴミもなく非常に綺麗にされています。
水道水の原水として使用されている湧水です。飲用してよいかは明確には書かれていませんが、皆さん大量に持ち帰られているので、飲むことができるのでしょう。
どなたのペットボトルかわかりませんが、お茶が湧水で冷やされています。のどかでいいですね。
住所 |
座標 |
採水日 |
採水時間 |
小諸市大字諸 |
36.34143 138.41779 |
2019.8.10 |
14:45 |
水温 |
EC(μS/m) |
TDS |
塩分 |
13.2℃ |
170 |
113 |
0.01 |
pH |
RpH |
DO |
COD |
7.5 |
7.9 |
7.3 |
3 |
※座標は、グーグルマップ、地理院地図、共通です。
浅間山からの冷たい湧水は軟水でした。水量も多く、小諸を代表する湧水ですね。弁天の清水は東山道清水駅(うまや)の頃から宿場で使用されていたのではないか、とある書籍には記載されていました。