旧中山道を西へ進み、塩名田宿を過ぎた
「河原宿」という千曲川近くの湧水です。
河原宿(お滝通り)
河原宿は道幅が江戸時代と変わらず、角屋(木造三階建、切妻、桟瓦葺、平入、楼閣風)など昭和初期に建てられた木造3,4階建ての建物が軒を連ね赴きある町並みが残っています。
角屋は正面の木造3階建ての建物で、往時は休茶屋を営んでいました。1931年(昭和6)に中津橋が従来の木造橋から、鋼製の橋に架け替えられ、国道が以前より高い場所を通過することになり、国道沿いの家では既存の2階建てに、更に1階、あるいは2階を増築し、3階、4階建てとしました。こうした3階、あるいは4階建ての家は、6軒ほどあるようです。
十九夜塔や道祖神が並ぶ奥にあります。
江戸時代は
瀧大明神の境内で、ケヤキの根元から大量の清水が湧き出ており、滝のようだったと思います。塩名田の住民の中には茶屋・湯屋や
佐久鯉の飼育などに使われていました。1953年(昭和28)には水道水として給水されていたそうです。現在は水量が少なく利用者も少なくなりました。
現在は小さな休憩所となっていて、四阿の下は池になっていて鯉が泳いでいました。
住所 |
座標 |
採水日 |
採水時間 |
佐久市塩名田 |
36.270795 138.419994 |
2019.5.1 |
11:50 |
水温 |
EC(μS/m) |
TDS |
塩分 |
13.9℃ |
390 |
244 |
0.02 |
pH |
RpH |
DO |
COD |
7.5 |
- |
8.0 |
2 |
※座標は、グーグルマップ、地理院地図、共通です。
千曲川河岸段丘の段丘崖からの湧出です。段丘上からの湧水はもっと水量があってもいいかと思いますが・・結構少ないですね。ECが少し高いですが、農地が多い影響でしょうか。