千曲市上山田温泉をぶらぶら散策し、温泉水を汲みました。
上山田温泉
レトロな昭和の温泉街のような雰囲気です。
境井量之助翁顕徳碑、畑山国三郎翁顕徳碑、津村信夫詩碑などが並んでいます。津村信夫は、よく信濃、追分を旅していたようです。石碑に彫られている詩は「千曲川」です。
『 その橋は まことながかりきと 旅終りては人にも告げむ 雨ながら我が見しものは 戸倉の燈(ひ)か 上山田の温泉(いでゆ)か 若き日よ橋を渡りて 千曲川 汝が水は冷たからむと 忘るべきは すべて忘れはてにき』
境井量之助翁顕徳碑(左)・畑山国三郎翁顕徳碑(右)
元々、千曲川の河原に湯が湧いていました。明治6年、これを温泉にしようと
境井量之助によって開湯されました。開湯当時は、河原に二間四方の男女別温泉と一見四方の特等浴槽、2つの「かめ乃湯」が始まりです。
畑山国三郎は、明治8年上水内郡牟礼村に生まれ、明治30年、22歳のときに長野市で消防ポンプ金庫製造販売、自動車修理工場を経営していました。戸倉温泉は度重なる千曲川の洪水に悩まされ、経営は困難となっていましたが、温泉開祖の境井量之助により後事を任された畑山氏は、堤防築造、温泉掘削、盛土、地割、温泉入口の架橋など全財産を投入し、現在の戸倉温泉の礎を築き、昭和6年、56歳で亡くなられました。
カラコロの足湯
上山田温泉街の中央あたりにある「水と緑と潤いのある公園」には「カラコロの足湯」があります。そのすぐ脇の手水鉢にも温泉が流れています。この手水鉢の温泉は飲用できるようです。
手水鉢の温泉水
ファミリーマート前の足湯
こちらにも足湯があります。採水はこちらでしました。手水鉢の温泉水は、飲用するため、薄められている可能性がありますので、こちらで汲んでみました。
荒砥城
上山田温泉西側の城山へ入っていきますと、荒砥城があります。戦国時代の山城が復元されています。山城を復元したものは珍しいと思います。大河ドラマ「風林火山」のロケ地としても使用されました。景色は良いですし、オススメの場所です。
住所 |
座標 |
採水日 |
採水時間 |
千曲市上山田温泉2丁目 |
36.482324 138.141667 |
2019.9.16 |
9:30 |
水温 |
EC(μS/m) |
TDS |
塩分 |
44.2℃ |
875 |
583 |
0.05 |
pH |
RpH |
DO |
COD |
7.3 |
7.5 |
5.7 |
4 |
※座標は、グーグルマップ、地理院地図、共通です。