上田市真田町の「真田氏本城跡」にある「水の手湧水」に訪れました。真田氏本城は、松尾城、真田山城、住連寺城、十林寺の城山などとも呼ばれています。

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真田氏本城跡

真田氏本城は、天白城と共に馬蹄形状に構築され、南西面に広がる緩斜面には真田氏館跡や原の郷があり、さらに砥石城、矢沢城を望むことができます。本郭は東西8.6m、南北37m、南側に高さ2mの土塁を築き、北方へ二の郭、三の郭と段差を設けながら延びだし、その北側は急崖となって厳重に防備しています。上田城築城以前の真田氏本城であったと推定されています。

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水の手湧水

駐車場の東側に新しい立派なトイレがあり、その北側、達磨堂へ続く登山道入口脇にあります。達磨堂、近くであれば登っていこうかと思いましたが、2時間ほどかかるようなので諦めました。
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この湧水がどこから来ているのか、よくよく周囲を観察しますとすぐ近くのグレーチング蓋の中からかすかに音がします。中を除くと小型のポンプが入っています。山のもっと上から流れた沢の水を集めてポンプで揚水しているようです。

城跡の案内板によると「熊久保集落の上方の沢から山原を回して城内近くまで水を引いています。」とありました。後に調べると熊久保集落には、道路脇にいくつか水場が見られました。今回寄ることができなかったのですが、次回寄ってみようと思います。
住所 座標 採水日 採水時間
上田市真田町長真田 36.441225,138.324603 2019.8.12 9:00
水温 EC(μS/m) TDS 塩分
18.9℃ 89 59 0.00
pH RpH DO COD
7.8 7.9 7.0 3
※座標は、グーグルマップ、地理院地図、共通です。

温度がだいぶ上がってしまっていますし、だいぶ上流で湧水したお水のようです。やはり熊久保集落から引水されているのかもしれません。