中山道洗馬宿、北国西街道との分別れより南に200mほどにある「あふたの清水」です。

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中山道沿いに案内が出ていますので、そこを奈良井川へ向かい、河岸段丘の細道を下りて行きます。
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あふた(邂逅)の清水

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1180年(治承4)、平氏追討の令が出され、木曽の地にいた木曽義仲もこれに挙兵し、小県の依田城を目指す途中、義仲の忠臣今井四郎兼平がこの地で合流しました。義仲の馬はハードな日程に疲れ果て、一歩も進むことができなくなってしまったそうです。そこで兼平は、この馬を、北方の村はずれに、うっそうと茂るけやきの根方にこんこんと湧く清水に引いて行き、脚を洗ってあげました。すると馬はたちまち元気をとりもどしたといいます。それ以来この清水を「あふた(邂逅)の清水」と当時の言葉で呼び、馬を洗ったことから洗馬ととなえるようになったと伝えられるそうです。「邂逅」とは、思いがけずめぐり会う、という意味があるそうです。
住所 座標 採水日 採水時間
塩尻市洗馬 36.089960 137.917723 2019.11.3 11:20
水温 EC(μS/m) TDS 塩分
13.9 159 106 0.01
pH RpH DO COD
6.8 7.6 7.2 3
※座標は、グーグルマップ、地理院地図、共通です。

奈良井川の河岸段丘の段丘崖から湧出している湧水です。木曽義仲の伝説を信じるならば840年近くこの地から湧いているということですね。