和田峠の東にあたる男女倉(おめくら)に湧く湧水、
「黒耀の水」です。国道142号線新和田トンネル料金所のすぐ近くの「名水広場」に引かれています。名水広場は大きな駐車場になっており、トラックなどの大型車なども駐車できます。運送屋さんも仕事の途中に寄られるようで、水筒にお水を入れていきます。
黒耀石の原産地の麓にあたる男女倉地区では、昭和27年に黒耀石の石器を大量に制作していた大規模な旧石器時代の遺跡群が発見され、注目されてきました。
黒耀石
黒耀石は、ケイ酸という成分が多い粘り気の強いマグマが急激に冷えた場合にできると言われています。霧ヶ峰から八ヶ岳の一帯ほ、本州最大の原産地として知られています。天然ガラスの黒耀石は、およそ3万年前の旧石器時代から狩りの道具として、また肉を切るナイフなどの石器の材料として利用され、和田峠の一帯から全国へ流通していたとされます。
黒耀の水
旧石器時代の原始人が黒耀石を求めてこの地へやってきた頃より絶え間なく湧き出ているお水、と書かれています。和田峠の地底深くより湧出している水ということです。上部には大きな黒耀石(本物かな？)が乗っかっています。
4箇所の出口があり、同時に4人が汲めるよう工夫されています。水汲みに来る人が絶え間ないです。
こんなにいっぱい汲んでいかれます。びっくりする量ですね。
| 住所 |
座標 |
採水日 |
採水時間 |
| 小県郡長和町和田男女倉 |
36.151256 138.175930 |
2019.8.12 |
17:15 |
| 水温 |
EC(μS/m) |
TDS |
塩分 |
| 9.4℃ |
47 |
31 |
0.00 |
pH |
RpH |
DO |
COD |
| 8.2 |
8.0 |
7.1 |
3 |
※座標は、グーグルマップ、地理院地図、共通です。
黒耀の水は、超軟水です。水温もかなり低く、良質なお水です。しかし、どこから引水しているのでしょうか・・・
