滋賀県

滋賀県記事一覧

歌川広重の浮世絵「東海道五拾三次 大津」は、走井茶店を描いたものです。左手、茶店の前にごぼごぼ湧き出ている走井が描かれています。大谷町はかつて深い谷間であったことから名づけられた町名です。歩道橋から眺めますと、この大谷の谷の狭さがよわかります。道路と線路にほぼ占領され、民家やお店などの建物用地は薄く、狭いです。月心寺走井があった場所は、茶店となっており、明治初期まで賑わっていました。その後、191...

『萩の玉川』は、東海道の景勝地として知られた湧水でした。十禅寺川の伏流水が清らかな泉となり湧き出でてあたり一面に咲く萩とあいまって、優雅で風情のある景勝地として平安のころより多くの句や歌に詠まれてきました。萩の玉川水温を測ると「34.2℃!!」明らかに循環ですね。今日の外気温は35℃前後、水道水でももっと低いです。残念ですが現在、泉は枯れ、循環式のただの水溜りでした・・・住所座標採水日採水時間草津...

滋賀県は琵琶湖を中心にドーナツ状に山地が配置しており、盆地を形成しています。この盆地は近江盆地です。山地で涵養された地下水が平地にたどり着いたときにひょっこり地表に顔を出すパターン。滋賀県は非常に湧水が多く見られる地域です。大江観世音八幡山城址のある八幡山を涵養域としている地下水です。山裾からにじみ出しています。住所座標採水日採水時間近江八幡市北之庄町35.147998 136.090286201...

滋賀県近江八幡市浅小井町(あさごい)、「上の湧水公園」内にあります。浅小井湧水群の1つです。何か所か確認されているようです。小さな公園として整備してあり、四阿の下に枠が設けてあります。西側の長命川(蛇砂川)と東側の小さな用水路に挟まれており、川の伏流水が上がってきていると思われます。有機物が多いのか、流れが少ないのか苔がついてしまっています。水位が下がってしまったのでしょうか・・時期的に水量が少な...

きぬがさ山トンネルの入口下にあります。車が止められるようになっているので有り難いです。水量は多く、洗車をしている人がいました。繖山(きぬがさやま)が涵養域のようです。蛇口も設置してあります。ちょっと離れたところにも出ていました。住所座標採水日採水時間東近江市北須田町35.163133 136.155712016.5.47:20水温EC(μS/m)TDS塩分15.1℃1611070.01pHRpHD...

湖東三名水の一つ、「十王村の水」は、昔から世に知られた名水でした。中央の地蔵尊は母乳の地蔵尊として、乳が出ない産婦はお願いするとたちまち、乳を授かり、また不要になった場合も乳が止まると言い伝えられています。地蔵堂中央の地蔵堂は元禄元年(1688年)には湖東三名水「十王村の水」、「五個荘清水ケ鼻の水」、「醒井の水」の一つ、「十王村の水」として世に知られ、各方面に利用されていました。(淡海地誌) 淡海...

滋賀県米原市醒井、中山道「醒井宿」(さめがいしゅく)内にある湧水です。醒井は、山と山の間の谷にある宿場で、地下水がどんどん集まってくる地形です。たくさんの川があり、北側、山の裾野には一級河川の天野川、宿場内には地蔵川が流れ、7kmほどで琵琶湖へ注いでいます。西行水周辺はポッケトパークになっています。すぐ後ろに名神高速道路が見えます。泡子塚『西行法師東遊のさい、泉の畔で休憩されたところ、茶店の娘が西...

滋賀県米原市醒井、中山道61番目の「醒井宿」(さめがいしゅく)内にある湧水です。醒井は、山と山の間の谷にある宿場で、地下水がどんどん集まってくる地形です。たくさんの川があり、北側、山の裾野には一級河川の天野川、宿場内には地蔵川が流れ、7kmほどで琵琶湖へ注いでいます。醒井湧水群の一つです。石垣の下のほうから湧いている感じです。ここが「地蔵川」の源流になりますがこの湧水は鍾乳洞から出てきているといい...

滋賀県米原市醒井、中山道61番目の「醒井宿」(さめがいしゅく)内にある湧水です。醒井は、山と山の間の谷にある宿場で、地下水がどんどん集まってくる地形です。たくさんの川があり、北側、山の裾野には一級河川の天野川、宿場内には地蔵川が流れ、7kmほどで琵琶湖へ注いでいます。醒井湧水群の一つです。案内板より『平安中期の天台宗の高僧・浄蔵法師が諸国遍歴の途中、この水源を開き、仏縁を結ばれたと伝えられる。近く...

滋賀県近江八幡市に鎮座する「日牟禮八幡宮御神水(ひむれはちまんぐう)」は、時代劇のロケ地としても有名な「掘割」にある神社です。掘割1585年(天正13)、豊臣秀次が八幡城を築城、同時に構築されたものです。東は北之庄の沢より西は南津田長命寺湖岸近く外湖を結ぶ全長約5km、その全体を「八幡浦」といいました。今日では八幡堀と言われていますが、八幡の城下町と琵琶湖を結ぶ一大運河であり、大津・堅田と並び琵琶...

旧東海道「土山宿」から田村川のほうへ少し入ったところになります。田村川はもう少し西流れた後、野洲川へ合流します。「しょうず公園」として整備されていました。水量は多く、石垣のあちこちから湧水が流出しています。水遊びをしている親子連れが楽しんでいました。しょうず公園だけではなく、付近一帯の石垣のあちこちから湧出しています。このあたりは田村川が大きく蛇行しています。地形は河岸段丘と思われ、段丘崖からの湧...