平成の名水百選にも選ばれた『松本城下町湧水群』の中の一つ、鈴木伊織の墓所前にあるのが「伊織霊水」です。

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伊織霊水

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鈴木伊織墓所

鈴木伊織は、松本藩士で貞享騒動の際には農民に深く同情し、入獄中の農民の助命を図り、救済に奔走したとされる人物です。

貞享騒動(加助騒動)

1686年(貞享3)、松本藩主、水野忠直は農民に無理な増税を強要、当時の周辺地域の1.5倍ほどの税としました。困窮した農民たちは多田加助をリーダーとし、松本城に詰めかけ、農民は1万人にも膨れ上がったともいわれます。当時、藩主水野忠直は参勤交代で不在であり、困った城代家老達は農民の要求を受け入れると約束し、その場を納めました。しかし、後日手のひら返して約束を反故にし、藩主の許可を得て多田加助ら8人を磔、家族ら30名を獄門の極刑に処しました。他の一揆に比較してとんでもなく重い刑となります。農民の救済に奔走したのが、鈴木伊織です。一説には伊織が処刑中止の許しを得て、馬で松本まで戻りましたが、あとわずかというところで馬は倒れ、伊織も気を失い、処刑に間に合わなかったとも言われます。

住所 座標 採水日 採水時間
松本市中央4丁目 36.23411 137.97485 2021.5.1 8:23
水温 EC(μS/m) TDS 塩分
15.5℃ 311 207 0.02
pH RpH DO COD
7.5 7.8 4.9 3
※座標は、グーグルマップ、地理院地図、共通です。

松本は東に筑摩山地、西に北アルプスなどに囲まれた盆地となっており、また高瀬川、奈良井川、梓川などの大きな川によって形成された扇状地が広がっています。豊富な雪解け水や降水が盆地の地下で滞水しています。松本盆地の標高は500m~800mで、かつては海の底でした。