蒔田の森一帯は蒔田城のための馬場があったとされ、かつては「馬場の森」(ばんばのもり)、「馬場谷」(ばばやつ)と呼ばれていたそうです。公園内には蒔田城の解説板などもあります。
流れ出た湧水が池になっています。
鎌倉時代の森家の表門「辰巳門」が公園東側にありました。門は4本の柱と茅葺屋根で造られ、馬に乗ったまま通れる高い門だったそうです。第二次大戦で焼失し、4つの礎石だけが残っています。
水路をたどり、公園の奥南側の台地の崖下に湧き出ています。この蒔田の台地の上に「蒔田城」があったとされ、現在は横浜英和学院となっています。
湧水口はこのすぐ後ろの柵の奥になりますが、草が茂っておりはっきりとは見えないですが、都会のど真ん中の割には水量があります。
住所 |
座標 |
採水日 |
採水時間 |
横浜市南区蒔田町山ノ根 |
35.428378 139.610696 |
2019.6.16 |
16:00 |
水温 |
EC(μS/m) |
TDS |
塩分 |
- |
380 |
179 |
0.01 |
pH |
RpH |
DO |
COD |
7.0 |
- |
7.7 |
3 |
※座標は、グーグルマップ、地理院地図、共通です。
温度計を忘れてしまい、水温が測れなかったのが残念ですが、手で触った感覚では冷たかったので循環でないことは確かです。都会ではほとんど湧水が無くなってしまっていますので貴重です。このあたりは複雑な地形で台地があちこちにあり、また開発されていますので涵養域がどの程度広がっているかは等高線を色付けしないとよくわかりませんが、蒔田の台地を含んでいる地域であることは間違いないですね。