小坪海岸から北へ150mほど、古東海道沿いに残る歴史ある井戸『殿の井戸』を訪れました。

TOO001 小坪マリーナから幅2mほどの狭い道を進むと坂の正面に見えてきました。この小路は車も入れない狭隘道路ですが、「古東海道」であったといいます。古東海道とは、江戸時代に東海道が整備される以前の東海道で、相模国→上総国→下総国へ向かうルート。三浦半島の走水より海を渡り、房総半島へと向かいます。

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殿の井戸

鎌倉時代初期の御家人、小坂太郎光頼の屋敷内にあった井戸と言われています。周辺の地名は「殿の内(とんのうち)」といいます。現在は小坪の中心地としてたくさんの住宅が密集しています。水神様が奉られ、災害用指定井戸となっています。

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小坂天王社

「殿の井戸」の左手の小路は、「小坂天王社」へと続く道です。小坂天王社は、小坂太郎の屋敷裏に建つ霊社、あるいは守護神ではないかとされています。鳥居と小さな社が残されています。

   
住所 座標 採水日 採水時間
逗子市小坪4-8-12 35.29713 139.557992 2016.4.24 6:20
水温 EC(μS/m) TDS 塩分
16.7℃ 327 218 0.02
pH RpH DO COD
6.66 7.16 5.9 3
※座標は、グーグルマップ、地理院地図、共通です。

現在も水をたたえ、器具は交換されているでしょうが、鎌倉時代の井戸が使用できることに驚きます。