尾瀬を湿原を歩き、大清水へ抜ける途中にあった「岩清水」です。

「昭和40年代の道路工事により昔の清水が湧き出ていた岸壁そのものは失われた」と現地の案内にあります。しかし、ここは車の通れるような、工事によって造られたような道路ではないのです。 案内板と現地が一致していなく、どこの道路工事??という感じでした。 TOO001 ・・・と、いうことで帰ってからインターネットで調査しまして、尾瀬保護財団のHPに記載がありました。

どうやら当初は、一ノ瀬~岩清水まで車道を造る計画があり、そのため昭和46年6月20日に岩清水がブルドーザーにつぶされたらしいです。

「昭和46年6月20日、三平峠入口の岩清水がブルドーザーによって無惨につぶされる」

とありました。しかしその年に環境省が発足、同年「尾瀬の自然を守る会」も発足し、車道建設は中止になったようです。もう少し早く環境保護という時代が来ていれば岩清水も無事だったのでしょう・・・しかし、岩清水の犠牲が尾瀬を守ったのかもしれないですね・・

色々なところに、いろんな歴史があるものです。

TOO001 復旧されていますが、パイプを伝ってなんとか湧いている様子です。水量は少ないです。

TOO001 位置情報が無い写真でどこかな~たぶん、ダンゴヤ沢あたりでしょうか・・

住所 座標 採水日 採水時間
群馬県利根郡片品村 36.910540 139.299720 2016.6.12 9:45
水温 EC(μS/m) TDS 塩分
6.6℃ 44 29 0.00
pH RpH DO COD
6.53 6.18 6.7 2
※座標は、グーグルマップ、地理院地図、共通です。