妙高はねうまライン、関山駅より西へ1km、多くの歴史的文化財の残る「関山神社」にやってきました。

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関山神社

古くから妙高山を自然崇拝の霊山として信仰の対象となっていましたが、706年(和銅元)、裸行上人が初めて妙高山頂を極め、麓の関山に三社権現を勧請、妙高山関山権現の基を開いたと伝わります。また、平安時代(806~810年)に弘法大師空海が立ち寄り、社殿の造営と境内の整備を行ったという伝説の残る古刹です。江戸時代までは「妙高山関山三社権現」、「関山権現」、「関山三社権現」、「関山三所大権現」などと呼ばれ、別当寺院として関山宝蔵院、奥の院は妙高堂(本尊:妙高三尊阿弥陀如来像)が祭祀を司り、仏教色の強い神社でした。

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関山石仏群

「生けこみ」石仏であります。「生けこみ」とは、胸から下を地中へ埋めた様式の石仏をいいます。平安時代の石仏と考えられており、36体が並んでいます。ここは古来、妙高山登山道の正式な入口だったということで、登山道に沿って石仏が26体ありましたが、それらも集めて覆屋に収めてあります。

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関山神社の清水

手水に流れ込んでいる湧水です。

TOO001 湧水点はもう少し上の方だと思われます。水量はあまり多くはありませんが、妙高高原からの湧水でしょう。

TOO001 拝殿への階段の左右に湧水が流れています。この湧水は、さらに流下し亀石のある池へ流れ込んでいると思われます。
住所 座標 採水日 採水時間
妙高市大字関山 36.933833 138.213941 2020.8.14 14:40
水温 EC(μS/m) TDS 塩分
13.9℃ 70 47 0.00
pH RpH DO COD
7.2 7.5 7.1 3
※座標は、グーグルマップ、地理院地図、共通です。

大田切清水とは、わずか3kmほどしか離れていませんが、水質はかなり違いがあります。関山神社から妙高山にかけては畑が少なく殆どが森林です。大田切清水に関しては、ほとんどが畑です。この土地利用の影響か、あるいは妙高山の火山噴出物の堆積の状況が影響しているのでしょうか。