新潟県上越市、柿崎駅から10kmほど東の山の中に入った場所にあります。
駐車場はありませんが、吟田川湧水前の道路(県道524)を柿崎川ダム方面へ50mほど、道路脇が広がっている場所があり、車が止められますが1台しか止められないと思います。
この道は奥州裏街道の一つで旭平から黒岩峠へ通じる古道でした。
※座標は、グーグルマップ、地理院地図、共通です。
周辺の方は汲みに来ているので飲めるお水ですね。超軟水の冷たくて美味しいお水でした。また、霊験あらたか、ということでご利益がありそうです。
次は1kmほど南の「大出口泉水」へ行ってみます。吟田川湧水、大出口泉水、小出口泉水は全て尾神岳からの湧水です。
吟田川(ちびたがわ)湧水
吟田川不動明王霊地(不動明王奥の院跡)の入口両側に水汲み場があり、さらにその先にもう1か所ありました。 標高750mほどの尾神岳からの湧水です。吟田川不動明王霊地
旭平(このあたり)に住む星野寅松は眼病を患い、現新発田市の「菅谷寺」の不動明王に願をかけ、その尊影を吟田川不動尊に写して一心に祈るとやがて眼病が治ったそうです。星野寅松行塚
星野寅松の供養塔だと思われます。星野寅松像と寄附者名碑
眼病が治癒した寅松は、吟田川に不動明王と童子達の像を奉納する決心を固め、近郷で浄財をつのり北黒岩の彫師、高橋一広に制作を依頼しました。不動明王と八大童子、三十六童子
これらの石仏が出来上がったのは1901年(明治34)のことでした。その後、地すべりのため霊地は荒れ果てていましたが、地主や篤志家の寄付により1985年(昭和60)柿崎町により復旧、整備されています。この不動明王は人と同じくらいの大きなものでした。奥の院跡地
かつては滝があり、その横に不動明王があり、信者沐浴のための脱衣小屋もあったとされます。住所 | 座標 | 採水日 | 採水時間 |
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上越市柿崎区旭平 | 37.22989 138.48871 | 2021.9.18 | 9:00 |
水温 | EC(μS/m) | TDS | 塩分 |
9.9℃ | 95 | 63.1 | 0.00 | pH | RpH | DO | COD |
7.4 | 7.5 | 9.0 | 2 |