妙高大橋は現在架替作業中で、大田切へ下りていく道は通行止めとなっているようですが、この日はお盆休みのため徒歩では通行できました。
本来は通ってはいけないのかもしれませんが・・ここが通れないと関山方面へいけません。北国街道歩きができなくなってしまいますので、強行突破!!歩行者のバリケードはなかったのでなんとか通行できました。
工事の無い日でも関山方面からは車で来られますが、妙高高原方面へはバリケードがあり、通過はできないようです。大田切清水でUターンですね。
大田切川
妙高山麓には、切り立った崖に囲まれた田切地形が発達しています。田切地形とは扇状地などの緩斜面や台地が、河川により深く侵食された結果、河床の低地や急崖によって分断された地形をいいます。妙高山麓は北から大田切、郷田切、白田切と3つの田切があり、最も大きな田切が大田切です。大田切は、大田切川に沿って妙高山の北地獄谷から関川と合流するまで深い谷を刻んでいます。江戸時代の旅人にとっては、難所の一つでした。現在の橋の下を通る道は、江戸時代の道ではありません。江戸時代は田切川まで下りていき、川を渡ってまた登っていく・・という大変な道のりでした。
新しい妙高大橋は建設中です。近くで見るととてつもなく大きく見えます。地図で見ると地上50mくらいあるようです。大変な工事ですね。新しい橋の竣工後に旧妙高大橋はどうなるのですかね・・取り壊されるのかしら。後方に見える橋は上信越自動車道の橋梁です。
大田切清水
地元の方々によって大切に保存され、綺麗にされています。難所にある大田切の清水は、北国街道時代の旅人にとっては大変ありがたいものだったでしょう。
古い馬頭観音の下からこんこんと清水が湧き出ています。地元では有名な清水で、多くの人が水汲みに訪れているようです。水質検査などは行われているかわかりませんが、地元の方々は飲用しているようです。
この馬頭観音は、廃道となっている旧北国街道「大田切坂」に正念寺勧学(指導的立場の僧侶)僧朗(そうろう)が設けていた水場にあったものをここへ移したそうです。
妙高火山から噴出した黒色火山灰は、豊かなミネラル分を含んでいることから、妙高高原では高原野菜の栽培が盛んです。また上流にゴルフ場もありますので、飲用としてはあまりおすすめできないでしょう。
住所 |
座標 |
採水日 |
採水時間 |
妙高市大字坂口新田 |
36.906765 138.214504 |
2020.8.14 |
12:30 |
水温 |
EC(μS/m) |
TDS |
塩分 |
10.6℃ |
151 |
100 |
0.01 |
pH |
RpH |
DO |
COD |
7.4 |
7.3 |
6.8 |
2 |
※座標は、グーグルマップ、地理院地図、共通です。