谷保天満宮の西側に湧く清水です。社伝によると、谷保天満宮は、903年(延喜3年)に菅原道真の三男・道武が、父を祀る廟を建てたことに始まるという大変古い神社です。

谷保天満宮は、多摩川の河岸段丘(立川崖線)に沿って造られているため、崖線下から湧水が湧き出ています。

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弁天池

『とことはに湧ける泉のいやさやに神の宮居の瑞垣となせり』

延宝年間(1673~1681)に柴のとある僧が谷保天満宮に詣でた折に詠んだ歌です。これが「常磐の清水」の名の起こりと伝えられています。

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常磐の清水

弁天池の北側、道路からは見えにくいですが、玉石を積んでいる下から湧き出ています。

TOO001 水量はかなり少ないですが、玉石の下の水は揺らいでいて、そこから湧いているようです。

住所 座標 採水日 採水時間
国立市谷保 35.68072 139.44337 2021.4.10 16:35
水温 EC(μS/m) TDS 塩分
18.0℃ 208 138 0.01
pH RpH DO COD
7.2 7.6 5.9 2
※座標は、グーグルマップ、地理院地図、共通です。

CODも意外に低く、澄んだ湧水でした。