TOO001

川原湯の手湯

湯元温泉は日光開山と同時期に勝上上人により発見されたという説があり、江戸時代にはこの川原湯のほかに七か所、計八か所の元湯があったそうです。当時は、雪の深い冬場は営業をしておらず、五月中旬から十月中旬までのみの営業だったといいます。

TOO001

明治時代になると湯ノ湖畔に2つ増えて10か所になりましたが、現在はこれら古くからの源泉は全てなくなり、北側湿地の2か所の源泉を利用しているそうです。
TOO001 ちょろちょろと出ています。硫化水素がかなり発生していますので、硫黄臭がかなりします。中に顔を長時間入れていると気分が悪くなる場合もありますので、注意が必要です。

TOO001

川原湯前の「ゆ宿 美や川」

こちらの御宿は建物はモダンで新しいですが、明治末頃から営んでいらっしゃるみたいです。川原湯の歴史を見てきたのですね~HPを見ると素敵な旅館です。次回は是非、こちらに泊まりたいです。

TOO001

美や川さんの玄関先にひいている湧水

金精峠、白根山への旧登山道の分岐「追分」の東側で、「温泉岳(ユウセンダケ)」の中腹の清水だそうです。(地図では温泉ケ岳となっています)3km程度あり、かなりの遠くから導水しているようです。

住所 座標 採水日 採水時間
栃木県日光市湯元2514 36.805593 139.425839 2016.2.14 11:00
水温 EC(μS/m) TDS 塩分
52.4℃ 1609 1076 0.09
pH RpH DO COD
6.79 8.00 2.1 6
※座標は、グーグルマップ、地理院地図、共通です。

温泉はあまり調べたことがありませんでしたが、やはりECが高いです。DOが低いことに感動します。長い年月、地下に封じ込められていたと言えるでしょう。他の日光の湧水とは性質が全然違います。