群馬県安中市の『弘法の井戸』は、旧中山道沿いにあり、車やバイクなどではいけません。群馬県側からは坂本宿から刎石山を登り、約1kmほどで到着します。

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柱状節理

岩体に入った柱状の割れ目、マグマが冷却固結するさい、収縮して生じ、四角形や六角形になることが多いです。

このような険しい山道を登っていきます。
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碓氷峠のぞきで一茶が詠んだ句 『坂本や 袂(たもと)の下は 夕ひばり』ここからは坂本宿がよく見えます。

「覗」を過ぎるとすぐに井戸があります。

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弘法の井戸

旧中山道の休憩所であった、刎石茶屋に水がないのを憐れみ、弘法大師がここを掘れば水が湧き出すと教えられたという伝説があります。水不足に悩む村人は喜び「弘法井戸」と名付けたとされます。刎石茶屋から井戸へ繋がる道は「呑水道」という脇道です。

「弘法井戸」伝説は全国にありますね。

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中をのぞくと下の方に今でも水が湧いています。あまりに下のほうで採水できないかな、と思いましたが、井戸の右側に長い柄の柄杓がかけられていました。これを使用して採水しました。落ち葉などが入っていますので、飲むのは無理だと思います。
住所 座標 採水日 採水時間
安中市松井田町坂本 36.357889 138.707472 2019.4.28 10:13
水温 EC(μS/m) TDS 塩分
7.2℃ 77 57 0.0
pH RpH DO COD
7.3 7.5 3
※座標は、グーグルマップ、地理院地図、共通です。

水温が低く、とても冷たい湧水でした。山中の割にCODが少し高いようですが、枯れ葉などが混入しているからだと思われますね。