寳登山神社御神水｜湧き水のほとり

秩父神社、三峯神社、そして寳登山(ほどさん)神社は「秩父三社」として知られています。その寳登山神社の御神水に訪れました。

寳登山神社

約1900年昔、日本武尊が東北地方平定のさい、宝登山々頂に皇祖神武天皇・山の神・火の神を祀ったのが始まりとされています。登山の途中、山火事のため進退きわまった時、多くの巨犬が現れ火を消し止め、尊をお助けしたことから、古くは火止山(ほどさん)と表し、後に「宝登山」と改称されました。

社殿

現在の社殿は1847年(弘化4)再建工事が始まり、1874年(明治7)拝殿の完成をもってなる複合社殿（権現造）であり、別当の玉泉寺住職榮乗が心血を注ぎ再建したものです。平成21年、御鎮座1900記念事業により、欄間彫刻、軒下の組み物、小壁などに彩色を施したそうです。彫刻はとても美しいです。

彫刻は三国志や中国の「二四孝」から選出したものとなっているようです。「二四孝」とは、中国において特に優れた人物24人を取り上げた書物で、特に孝行という概念を重要な徳目と捉えたお話です。

寳登山神社御神水

場所は、神楽殿の右手奥になります。

飲用は控えるように書いてあります。「自己責任・判断」に委ねるということです。大腸菌でもでたのでしょうか・・・

手水舎

こちらのお水は御神水を引水したもののようです。

※座標は、グーグルマップ、地理院地図、共通です。