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東京都記事一覧

府中駅から南に300mほどの『大國魂神社』の境内にある「水神社」です。創立年代は不明とのことですが、社殿は1849年(嘉永2)建立、かつては祠が御供所(現休憩所)の東側に鎮座し、本殿と同じく北を向いていたそうです。昭和58年に境外末社滝神社より御霊分けをされ、平成17年に現在の場所に移設され祠の下に岩の台座が設けられたそうです。大國魂神社奉賛会記念事業の一つとして作られた深井戸(地下約120m)か...

府中崖線から流れ出ている湧水です。多摩川の河岸段丘で、武蔵野台地を形成している段丘の一つです。最も低い段丘にあたり、「立川段丘」にあたります。武蔵野の方言では崖線を「ハケ」や「ママ」と呼ぶそうです。崖線の上から整備された緑道を通り、この場所の階段を降りると湧水ポイントにでます。柵がめぐらされ、中には立ち入り禁止です。水量は多くはありませんが、貴重な湧水が湧出しています。飲まないよう注意看板がありま...

谷保天満宮の西側に湧く清水です。社伝によると、谷保天満宮は、903年(延喜3年)に菅原道真の三男・道武が、父を祀る廟を建てたことに始まるという大変古い神社です。谷保天満宮は、多摩川の河岸段丘(立川崖線)に沿って造られているため、崖線下から湧水が湧き出ています。弁天池『とことはに湧ける泉のいやさやに神の宮居の瑞垣となせり』延宝年間(1673~1681)に柴のとある僧が谷保天満宮に詣でた折に詠んだ歌で...

谷保天満宮、常磐の清水から甲州街道へでて西へ30m、右手にあります。道路よりも1段低くなっていますので、道路から見えにくくなっています。案内板もあります。かなり草が茂っており、水が見えにくいですが小川となって流れています。江戸時代、この辺りは「清水立場」と呼ばれ、甲州街道を通行する旅人の休憩所となっていました。谷保随一の湧水地で夏になると蕎麦やそうめんを清水にさらして炎天下の甲州街道を旅する人々に...

ママ下湧水竹柵の奥より流れ出てきます。かなりの水量で、どのくらいの流量があるのか調べましたがわかりませんでした。このあたりは高さ8m程度の「青柳段丘」が連なっています。この段丘崖の下から湧き出ています。南側には古来多摩川の氾濫原であった低地が広がっています。崖のことをこのあたりでは「まま」と呼ぶことから崖下に湧き出る湧水を「ママ下湧水」と呼んでいました。昭和初期まではわさび田もあったそうです。現在...